ブランド品からノーブランドまで幅広く買取してくれるので家の整理に便利という噂のティファナ十条店の店長さんに、実態を探るために直撃取材してみました。
ティファナ十条店の査定士さんにお話を伺いました
ティファナ 査定士
加藤 海穂さん
100%の気持ちで働く楽しさ
加藤さんは入社されてからどのような経歴を積まれたのでしょうか?
加藤さん
ティファナ十条店がオープンした時にアルバイトとして入社し、1年後に社員として働かせていただくようになりました。その後副店長を経験して、入社してから2年で店長に就任しました。
飛躍的にキャリアアップされることになった、きっけはありますか?
加藤さん
実はティファナに入社して初めて100%で働く楽しさに気が付いたんです。
ティファナは買取と販売を行っている中古専門のお店のため、お店で販売している商品は1点もの。更に、決まった量が必ず入荷するわけではないという環境のなか、今ある商材でいかにお客様を引き付けるベストな売り場を作れるかが課題でした。
中古品であるということを味とするのか、1点ものの商品をどう見るのかは人それぞれ違うと思います。その1点1点の価値をお客様に伝えるためにも、本当は売り場には売り子さんがいて、お客様が1着持って悩んでいたらお声がけをするということをしたいのですが、当店は買取も行っているということもあり、店内で商品を見ている1人1人のお客様全員にお声がけすることがなかなか難しい。
そういった状況で悩んでいたときに、商品1点1点に付けている紙のタグにメッセージを書くことを思いついたんです。
接客できない分、お客様が背中を押してほしいだろうなと思う事や、価値を感じてほしいポイントをメッセージに託しました。
このメッセージを書くようになってから、実際にお客様に共感されたり、メッセージを書いた後にすぐに買っていただけることが増えました。
最初はタグにメッセージを書くなんて考えられないという風土でしたが、いつの間にかそれが会社全体にも浸透していきました。
今あることに対してどうしたらいいか100%で考え挑んでいった積み重ねが、キャリアアップにつながったと思います。
できるだけ高く買ってあげたいという想い
ティファナさんは、洋服や雑貨など取り扱いの範囲がとても広いですよね。
加藤さん
そうですね、洋服をはじめ筆記用具や日用品を持って来られる方や、年末年始や引越しの大掃除で沢山の品物を一気に持って来られる方も多いですよ。定期的にいらなくなったものをお持ちいただいて、成立したお金を少しずつ貯めて近所の神社に持っていくことを楽しみにされているお客様もいらっしゃいます。
中古を扱うこの業界では、ブランドは減ることがなく増えていく一方なので大変さも感じますが、幅広いアイテムに対して適切な査定をするためには、ブランドの知識を増やしていくことが重要です。
プロとしてやっている以上は、ブランド品をノーブランドとして扱ってしまうことは避けなければならないので、毎月の雑誌をチェックしたり、休みの日に百貨店などに行ってお店を見ては新しいブランドに触れ、どういうブランドなのか、コンセプトや雰囲気、人気アイテムなどを自分の頭に刷り込ませて査定に活かしています。
特にレディースのアパレルはティファナでは私が一番知識があると思いますよ。
十条という土地柄、私よりもご高齢の方が多いということと、「買取」=「質屋」をイメージしている方が多く、最初の頃は「あなたに査定ができるの?」と言われることもありましたが、若いから出来ないというイメージを持たれないように、堂々としてはきはきと自信を持ったご案内ができるように努めてきました。
こういったときに会話のキャッチボールはとても大切で、「これは本当は手放したくなかったんだ」など、思い入れの強い品物をお持ちいただいたり、品物の思い出話などを伺っていると、大切に使われていたことを感じてより一層、しっかり買い取ってあげたいという気持ちが高まりますね。
おかげさまで、お客様にもご指名をいただくことが多いので頑張らないといけないな!と思います。
地域密着型を超えたお店づくり
ティファナ十条店は商店街にあるお店なので地域の方のご利用が多いのでしょうか?
加藤さん
はい。十条近郊にお住まいで毎日お店に来てくださる常連さんもいらっしゃいます。
私のことを娘のようにかわいがってくださる方もたくさんいて、差し入れをくださったりご飯を作って持ってきてくださったり。「おかあさん」って呼ばせていただいているお客様が何十人もいらっしゃるんです。
これは私だけではなく、ティファナ十条店のそれぞれのスタッフにそれぞれの「おかあさん」「おとうさん」がいるんですよ。
地域密着型を超えたファミリーのような存在になりたいと思っているので、お子さんが遠くに巣立っていかれてなかなかお子さんに会えない、そういった世代の方の心のよりどころにもなれたらいいなと思います。
常連さんがすごく多いということですが、お店作りで大切にされていることはありますか?
加藤さん
お店に来てくださる方が飽きないように、店頭で常に代わり映えを出すようにしています。
それとリサイクルのお店って物量がすごく多いお店が多いと思うのですが、見やすさを重視して物量は少なめに、できるだけ状態が良いものや、新しいもの、流行しているアイテムを置いています。百貨店やデパートまで行かなくても、近くでお洒落で流行りの洋服が安く買える、ブティックのようなイメージですね。
実際に「ティファナは古着っぽくないよね」とか「古着屋さんって独独の匂いがあるからあまり入りたくないけど、ここはそういうのがあまり気にならないね」ということをお客様から仰っていただくことが多いので、今までリサイクルを利用したことはなかったお客様にも抵抗なく気軽にご来店いただけるような、十条近隣にお住まいの方にとって身近な存在でいたいなと思います。
大切にしているお仕事道具
ティファナの査定士、加藤さんが大切にしているお仕事道具を見せていただきました。
加藤さん
沢山使ったので傷が付いてしまっていますが、大切なパソコンです。
新しいブランドの情報や人気アイテム等肝になる情報が詰まっていて、開店の時もこのパソコンを見てから仕事に入ります。私の頭だけでは限界があるのでとても頼りになります。
ティファナ十条店の店頭買取を体験してみた
実際にティファナ十条店の店頭買取を利用するとどんな感じなのか、実際に店頭買取を体験してみました。
①受付
ティファナ十条店の店内奥に受付のカウンターがあります。
買取を利用したい旨を伝えると受付用紙を用意してくれますので記入します。
②買取してほしい品物を渡します
カウンターで買取してほしい品物を渡すとその場で査定を始めてくれます。
③見積りが終わるまで待ちます
査定完了の目安は早いと5~10分くらいとのこと。
店内では洋服や雑貨などがきれいにディスプレイ販売されているので待ち時間も楽しめます。
④見積り結果を聞きます
お見積り金額の説明を聞きます。
納得できれば成立金額をその場で受け取ることができます。
買取金額も聞いてみた
バーバリーロンドン トレンチコート
買取金額 10,000円
加藤さん
こちらのコートは少し汚れがあるのですが、バーバリーロンドンがティファナが特に得意としているブランドで、中でもトレンチコートが人気の為、高い買取金額をご案内することができます。
新しいものであればもっと高く、1万円以上でお買取ができますよ。
プリーツプリーズイッセイミヤケ トップス
買取金額 3,000円
加藤さん
ただの「イッセイミヤケ」のトップスだともう少し価格が抑えめになってしまうのですが「プリーツプリーズ」がとても人気の為3000円と高めの価格をご案内することができます。
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ティファナ十条店の取材を終えて感じたこと
十条駅近くの活気ある商店街にあるお店は、地域の方がお店の前を通りながらお店の中を気にしていたり、商店街での用事ついでにふらっとご来店されているような場面も多く見られ、地域に密着したお店作りをされれていることを感じられました。
この記事で取材させていただいた買取ショップの情報
ティファナ 査定士
加藤 海穂さん
人懐っこく誰とでも仲良くなってしまうという親しみやすい査定士。
ティファナ14店舗の中でもトップクラスの実績を持つやり手の店長。
ティファナ十条店
買取サイト
https://www.tifana.net/
所在地
東京都北区十条仲原1-2-6
アクセス
JR十条駅から徒歩3分